レイコップのUVランプではダニは死なない!

レイコップの掃除方法で少し疑問があるのは、底面にある紫外線ランプです。殺菌紫外線と呼ばれているUV-Cについては、業務用殺菌灯など幅広く使用さえているものです。ただし、低い照度で殺菌率を上げようとすれば、ある程度の時間が必要になります。「殺菌線量=殺菌線照度×照射時間」です。
説明書では「10秒で1往復」となっているのですが、それでは1カ所にUV-Cが当たる時間は少しです。本当に除菌効果を活かせているのでしょうか? UVランプ出力8ワットの「RS-300」と6ワットの「RE-100」の使用方法が同じというのも疑問です。
ふとんクリーナーはダニの除去能力も気になるところです。そう言えば少し前まで「ダニクリーナー」と紹介される場合が多くあり、それが最近は「ふとんクリーナー」という呼び方に変わってきているのです。もともと生きたダニというのはかなり強い生物で、そう簡単に一掃できるようなものではないのです。
少し前に、テレビ番組「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)でもダニをテーマに取り上げていました。手間のかかる実験もするのが特徴で、その回もダニを退治するためにいろいろな方法を試していました。そこで理解できたことは、「家の中にダニがたくさんいるという事実」、「じゅうたんにばらまいた生きたダニを掃除機でしっかり吸引しても5分の1しか取れていない」、「吸引されようとするとダニは繊維を脚でつかんでふんばる」、「洗濯しても空気が少なくても生きていけるのでダニは死なない」、「布団を干してもダニはほとんど死なない」ということで、まさにダニ恐るべしなのです。
ダニを死滅させられたのは、90度以上のサウナに40分間ふとんを置いた時だけということで、つまり、コインランドリーの業務用高温乾燥機でないとダニを死滅させられないと結論付けていました。
ちなみに天日干しも一定の効果があります。それは湿度50%以下でダニは繁殖できないからで、ふとん天日干することで湿度が低くなります。レイコップ」のUV-Cパワーだけではやはり不安が残るというのも否定できないでしょう。